Dec 26, 2010

天空の城

思いついた事をただかきたくなった。
Bob Dylanに弾かれる。指。ギターになった。
人生はなんだかつかみどころが無くも思える。
良い時もあれば、悪く感じる時もある。
しかし、主観を離れてみれば、全ては中性。
中世の城を訪ねた。王妃。自分。
絵描きだった。ただ忠誠のなか描き続けて、人生を終えて、作品が残った。
自立と自滅の中間にある自由。
堪え難い生活だと感じたのは、なぜだろう?
自由を求めて彼は、旅立った。
天へ。
夢の国に流れる川の色は緑と桃色の二色が無限に混ざり合う都。
とてつもない音色の楽器が聞こえる海岸には、無数の七色の貝殻が打ち上げられている。
幻想的な風景の中、彼はただねころんですごした。
首が痛くなったので、彼は、立ち上がり、また旅に出た。
何処へ。
伊豆へ。
温泉と芸者に憧れて。
しかし時は戦国、世は情け。
時代は終わりを迎えていた。
彼の痛みは、計り知れなかった。
そんなかれの悲しみを癒してくれたのは、セイレーン。
出会ったのは、街のはずれの秘宝館だった。
こんなところで君に出会えるとは。
ロマンティックというよりは、ピンク色の夢だった。
うす煙のかかる、かすれた夢。
官能をとおりこして、彼は、陶然とした気持ちでただ彼女の踊りを眺めた。
それは夢。
竜宮城の夢。
彼に待っていたのは、新たな青春だった。
何度でも生きられる。
そう思った。

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