Sep 13, 2013

海 四国での出会いとアライア

久しぶりのブログです。
今回は、海について。

7月、8月と、四国に行ってきた。
海を求めて、自然を、人との暖かい出会いを求めて。

長い道のりを、仲間と車でむかう。
水着と、楽器と、少なめの服と、テント、コンロ、スケボーを積んで。

7月は、猛暑の中、自分で桐の板を削った。
連日の制作で暑さにやられるなか、どうしても作りたくなった。
アライアと呼ばれる、ハワイアン伝統のサーフボードを、どうしても自作してみたかったのだ。
知識は、ほとんどないし、インターネットで見つけた情報と、自分の感を頼りに始めてみた。
木を削ったりして加工するのは、自分の作品用の額作りなどでやったこともあり、多少の自信はあった。

ホームセンターで借りた、電動カンナをかける。
理想のシェイプになるまで、丹念に削りだしていく。
形は、見よう見まねで、写真やイメージ、サーフボードの記憶などを参考に作っていく。
最後にサンドペーパーで、滑らかに仕上げて、一日かかって、猛暑の中完成した。
仕上げに、荏油を塗らなきゃいけないのだが、時間がなくて、現地調達を狙う事に。
130cmと短めの板だが、腹這いになってのったり、回転させたり出来たらと淡い期待を持って。

名古屋でタカと夜九時くらいに合流し、栄の街をスケボーでクルーズした。
いつもの街が楽しく見える。
フラットな地形が心地よい。

定番のラーメンを雷神で食べて、いよいよ未知の旅、四国へとむかう。

名古屋から高速で関西方面へ。
京都や大阪、神戸を抜けて、淡路島から、徳島へ入って行くときの爽快感。
長い橋。
風と海、空の色。
面白い岩場。
山。
きれいな川。

そして、次の日の昼過ぎに、内妻というポイントに到着。
波が高い。
そして上級者向けの良い波が立っていた。

海に何気なく入ろうとヨガをしていたら、先ほどから素早く、上手にサーフィンしていた中学生くらいの子が、
板を思いっきり上に飛ばしていた。
派手にこけていた。
すると、その子が何やらおかしな様子で流れて岸に向かって来ている。
助けてと行っていたので、急いで救助に向かうと、
腿あたりをフィンで切っていたようだった。
海に入って、子供を抱きかかえて、近くにいたサーファーにも助けを求め、サーフボードを運んでもらった。
その子は、かなり痛がっていたが、サーファーの大人達は慣れているようで、傷を見て大丈夫だといっていた。
お母さんと来ていたようで、近くの病院まで車で去って行った。

ハワイ以来、久々に海に入ったのだが、前回は、未来が怪我をして、たくさんの人達に助けてもらった事を思い出した。
そんな自分が、今回人を助けるなんて、不思議なご縁だ。
少しお返し出来たようでうれしくなった。

サーフィンの方は、俺達にはとても乗れる波じゃなく、沖まで出れないので、手前で波と遊んでいた。
最後に、隣の生見という場所がいいらしいという情報を聞いたので、いってみる事にした。

そこはサーファー達で埋まっていた。
サーフィン用のビーチらしく、波もあって、地形もよかった。
海もきれいだった。
気持ちよく遊ぶ事にした。

自作アライアは、なかなかタイミングが掴めないが、たまに走ると、心地よい滑らかさで水面を走ってくれた。
何度か挑戦しては遊んでいたが、
途中でタカが板を折ってしまった。
板は、真ん中からまっぷたつに割れていた。
一日かけてつくったのに。。。
一瞬だった。

その後板をレンタルで借りて夜まで練習した。
あんまり乗れなかったが、少しづつ上達していった。
夕方から、夜にかけて気持ちのよい波があって、楽しんでやれた。

キャンプ場にいって、テントに泊まって、BBQをやって。
酒を飲んで。とにかくアウトドアは楽しい。
たくさんの星空を見ながら、眠りについた。

金ちゃんにも出会った。
大阪から来ている巨漢の、とても優しい漢だ.
朝キャンプ場でギターを弾いていたら、向こうから気さくに声をかけてくれた。
その後、いろんな仲間と、俺達の演奏を聴いてくれた。
急遽ライブが始まった。
ビールやシャンパンももらった。
なんだか、一気に土地ととけ込んでいって流れに乗っていった。
ビールで酔っぱらっていたが、心はハッピーなのどかさにつつまれていた。

その後サーフィンへ。
金ちゃんが板を貸してくれたのだ。
しかもロングボードでとてもうれしかった。

最後にみんなで、金ちゃんおすすめのお好み焼き屋へ。
お好みと焼きそば、ホルモン焼き。
鉄板の熱気に、ニンニクの香りが食欲をそそる。
とにかくおいしくて、最高だった。

帰りは海見たりしながら古着もチエックして、京都まで。
タカはバスで富山まで帰って行った。
8月は、金ちゃんの招きで同じキャンプ場へ。
その時も板を借りたり、大変お世話になった。
感謝につきる。

おいしい牛すじカレーや、焼き肉、ホルモン、みんなで食べたり飲んだりは、やっぱり最高だ.
最終日、朝4時に出発して、神戸によって帰った。

京都ではpatagoniaに行った。
そこでenjoyというcaliforniaのリサイクルボードから作られたハンドプレーンと、フィンをゲットした。
これでbody surfingも進化を遂げるだろう。
新しい遊びがうまれる。

IMG_0803

ショップでは、patagoniaという企業の自然への取り組みなど、知らなかった事を学び、自然で遊ぶ素晴らしさを再確認した。
自然あっての人間の暮らし。
もっともっと日本の自然を知って、遊びたい。
そして守り、伝えたい。
そういう意識の変化を、体で感じていた。

まだ最後の夏を遊び足りない。
毎週海に行こうと思った。
海の近くに住みたい!!

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