May 7, 2014

GMAC

随分久しぶりのブログは最近の仕事の進捗状況から書きたいと思う。

先日、昨年より取り組んで来た、店内装飾の仕事に区切りを付けた。
ようやくタイルを使ったアートが完成したのである。
製作中の幾多の心理的試練、克服、成長を実感すると共に、確かな手応えを感じたのであった。
今後写真とともにブログにも掲載する予定である。
仕事をくれた友人にも感謝を捧げたい。

その後、明確なステージの変化が現れた。
パリのバスティーユで開催される、アートイベントGMACに参加することが決まったのであった。
あるアソシエーションを運営する方に、声をかけていただいたのがきっかけであった。まことに、感謝する次第である。
人生には、いろいろなきっかけがあるが、このような巡り合わせの合縁奇縁が、人生の醍醐味と言えるであろう。

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2014夏公式パンフレット

今後は、このイベントに向けての作品制作にもより励んでいく。
そして、次の個展に向けても着々と準備を進めている。
新たな人との出会い、つながりが必ず最高のチャンスをもたらしてくれると信じている。
早いもので、フランスに再入国してから半年が過ぎた。
以前よりも目的もよりはっきりと鮮明になった。
やはり俺はこのアート道に邁進していくしかないのであろう。
半年を迎えたことで、この区切りにブルターニュ地方に小旅行に行ってくる。
心身をリフレッシュし、新たな興味関心に忠実になることで、新たな道が広がる。そして新しい素晴らしい人達との出会いに希望は膨らむ。
ブルターニュ地方では、特にかねてから関心があった古代の巨石遺跡に行ってこようと思っている。この遺跡群は古代文明の名残なのか、はたまたケルト人の作った遺跡なのか大変謎が多い。
今後世界中に点在しているストーンサークル(環状列石)ストーンヘンジなどの巨石文明について自分なりに調べて行きたいと思っている。
アートとは美術のみにあらず。
世界中の文化、歴史、地理その他あらゆる事象をひもとくことで自分の現在地を座標軸上に説明する行為である。
即ち、誰よりも己自身を知っていることが求められる。
そのために日々絵画の制作に励み、瞑想に励むのだ。
芸術家の営みは、ある種の修行僧のようなものといっても差し支えないだろう。現在の芸術家のあり方がどうなのか私にはわからないが、本来的な芸術家のあるべき姿とは、こういう物だと私自身は思っている。
長い探求の旅はこれからも続く。
自分自身の好奇心を指針として。

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