Aug 8, 2015

妊娠から出産まで

前回の投稿から気がつけば長い長い時間が経っていた。
それくらい忙しかったのか?充実していたのか?
さて。。。

妻が妊娠したので、帰国後、何かモードが切り替わった。
アート中心から、子育てにである。
妊婦さんに良い食事とは?良い生活とは?
出産って痛いのか?実際どうなのか?
わからないことだらけだった。
自分なりに色々と実践を重ねた。正解はあるのかないのか。

そこで、妻が見つけた、ヒプノバースのセミナーへ東京まで行くことになった。
ヒプノバースとは???
受講料も二日で35000円。
半信半疑で調べたり聞いたりして、だんだんと自分もお産に参加して行ったのだった。

ヒプノバースとは、潜在意識にアプローチして、ネガティブなお産のイメージを払拭し、人間が本来持っているお産の喜びを取り戻す、素晴らしいメソッドである。
なんでも、イギリスのキャサリン妃もその方法で出産したようで注目も高まっていた。
徐々に興味が湧いてきて、セミナーへと向かった。

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当日は栃木の妻の実家から東京の洗足池まで電車で向かった。
まだ寒い2月だった。

セミナーはまさに目からうろこ。
夫も出産に参加しなければもったいない。
まさに意識が変わった。たくさん勉強した。

セミナー後、徐々に自分たちの求めているものがわかり、当初予定していた総合病院のバースセンターより、アットホームな環境と、ぬくもり重視のことり助産院さんに進路変更。
そして8月に栃木県の、ことり助産院さんで無事出産。
しかし当日、準備に準備を重ねていたが、数日愛知県の実家に母の誕生日と、兄家族で1日旅行に行ったところ、次の日妻から電話があり、予定日より18日はやく産気づいたとのこと。東京からの新幹線が運休したため、急いで車を飛ばし栃木まで向かうが遠い遠い道のり。
車中でさ助産院さんから電話があり、妻の血圧が高く、近くの大きな病院に移るかもとのこと。「しばらく様子を見てまた電話します。」

まさかそんなはずはない。
祈ってくださいと言われ、車中で泣きながら夢中で祈った。
自分のことはいいから、妻と赤ちゃんは無事出産させてください。
お願いします。

30分ほどして、また電話があり、安藤さん産まれますとのこと。
え?今ですかーー?
電話での実況中継が始まった。

妻の大きな呻きにも似た声が聞こえる。
すると。
ふわーーー。
ふわーーー。
と赤ちゃんの泣き声が。
思わず号泣。感動と、自分のいれない悔しさと入り混じり、運転しながら泣いた。
その時に空が晴れていて、何か全てが生まれ変わったようなそんな新鮮な感じがした。
新しい命の誕生。
それも自分の子供が本当に生まれたんだ。
急いで栃木に向かいついたのは夜。
そして妻と赤ちゃんの顔を見た時には、最高の幸せがあった。

数日間助産院さんで、美味しい食事と楽しい時を過ごし、夏休みは過ぎていった。
部屋から見える山が綺麗でいやされた。

並行して新居もずっと探していた。
神奈川県の湘南でだ。やや街の辻堂、茅ヶ崎周辺での家探しが多かったのだが、気になっていた平塚市の山が見える新居に決めた。
都会と田舎のバランス。
人間と自然のバランス。
色々と整ってきた。

ここから新しい生活が始まる。

 

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