Oct 15, 2019

hybrid bunkasai 2

今回の展示作品、”車祀”は、随分前にから考えていたアイデアを紆余曲折を経て、新しい形に昇華されたものでした。
最初は間伐材を使ったストーンヘンジの様なものをグランドに設置する事を考えました。
旧豊田東高校にある”高嶺格”さんのプールに出現した巨大作品の影響もあったのだと思います。

しかし、その過程で、ただ間伐材をそのまま建てるよりも面白いアイデアはないかと、幾度も頭をひねりながら行き着いたのが、軽トラの荷台に間伐材で原始的な神輿をつくり、丸太を引きずりながらグランドに絵を描くことでした。

今回も文化祭、祭りということで、その核心を掘り下げる中で行き着いたのが、車の街である豊田市民の生活の糧である自動車が祭られていないという事でした。そこでエンジンで動く神輿を作り、古代と現代の祭りを結ぶ試みを行いました。

イベント当日では、沢山の人達を巻き込み軽トラ神輿に乗せて、即興音楽パフォーマンスを行ったり、”mobium”の河村さん、フィリップさんと餅まきをしたりしました。

最終日には、大阪でセルフ祭りを行う”コタケマン”プロデュースの”とよとり祭”に奇襲を行い東京渋谷から来た”このよのはる”と連携しながら壮大な馬鹿げた祭りが行われました。
アートの神という設定の豊田のリビングレジェンド”河西進”さんの身体表現も加わって、カオスの渦が発生。


さらに東京からた、”nukeme “のX JAPANのカラオケも加わり、廃校である会場になんとも言えない声が反響していました。

○△□は火祭りのように巨大な火を。
(その際には、新音源による音響も担当しました。)

そしてキャンプファイアー状に燃え盛る火の周囲を、このよのはるのプロでユースで変装したリキャスティングクラブのメンバーなどの参加者を、軽トラに乗せて走るなど、まさにカオスな奇祭となりました。
相変わらずの即興的展開が、新しいエネルギーを生み出しヤバイイベントとなりました。

視察にみえた大村知事も閉口。
アートって。。

個人的には、他者の評価があったかは分かりませんが、作品として、新しい展開に挑戦した事が手ごたえとして残りました。以前と比べると作品の中にも、ある種の余白を大切にしたいと思うようになりました。

パフォーマンスとしては、さらに混沌とした馬鹿げたものになったのかもしれませんが。

関連記事

Comment





Comment



CAPTCHA