Jun 11, 2013

Hawaiian wedding 6  サーフレッスン

その日の朝、Kayokoさんと、先生が迎えにきてくれた。
車にのって海へと向かう。

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緊張していた俺に、先生は、リラックスさせてくれる空気を音楽や会話で作ってくれた。
やや乱雑だが、おおらかさのただよう車内に大好きなKeali’i Reichelの歌が流れた。
Beatlesのカバー曲、In my Lifeだった。
昔良く聞いた馴染みのある曲だが、Keali’i が歌うと、元の曲よりも暖かく、優しい心が響く。
このゆったりとした、暖かい心。
素晴らしい。

車でしばらく走ったとこにあるポイントは初心者向けのようだ。
海の色と浜が美しい。
先生はいろんな仲間と挨拶をかわしながら進む。
ビーチにつくと、早速レンタルボードをもって海へ。
先生が一人ずつ教えてくれるようだ。
内心少し怖かった。
初めての場所でのサーフ。
しかも随分久々だった。
そして前述したように、川で溺れてから時に水と流れが怖く、海でパニックになりそうな時があるのだ。
先生がパドルでついてこいと言った。
どんどん進んでいく。
俺も必死でついていく。
放任と、責任の両面からなるレッスンだ。
普段使っていない筋肉が疲労し、酸欠を感じる。
とにかく信じてこいだ。
先生が良いと思うポイントまで行き、早速乗ってみる事に。
ビーチは遠くに見える。
平静をよそおおうと呼吸を整え、笑顔で会話する。
少し怖かったが、先生への信頼と安心感が気持ちを和らげてくれた。
一本目の波に乗りやすいように先生が押してくれた。
立とうと力んだ瞬間、前に重心が掛かりすぎていて海にささった(笑)
どぼんと海に沈む。
もちろん足はつかない。
軽く焦りながらボードを辿って捕まる。
そこで呼吸を整え、恐怖心と戦う。
克服するしか無いんだ。
そしてまたパドル。
またもがんばってポイントまで行く。
先生の場所が果てしなく遠く見える。
そして次のテイク。
先生に任せっきりだが、良いポイントへと誘導され、波に乗る。
そして波の力を感じながら立つ。
おお気持ちいい。
波の上を板が滑り、波と同調してひとつになる。
その爽快感と楽しさの前にはいっさいの恐怖心も無く、ただ気持ちがよい。
その後も、一本気持ちの良い波に乗れた。
うれしかった。
そして猛烈に疲れてきたので浜に打ち上げられる事にした。
そこで未来と交代する。

未来も見よう見真似でパドルして、沖へと向かっていく。
怖がっているそぶりは無い。
そしてしばらくしているうちにあっけなく立っていたのだった。
バランスをなんとかとろうともがき、だんだん乗れてきたのだった。
早い。
先生の安心感と、確かな技術と経験あってのものだが、飲み込みと、運動神経、バランス感は抜群のようだ。

ちなみに先生は60歳くらいらしく、体力もあって、腕など俺の足ぐらいはゆうにある。
日焼けした姿はなんとも逞しい。
(その後俺も、体を大きくしようと豆乳やココナッツをたくさん飲んだり、たくさん肉を食ったりしてみたが、体調を壊して寝込んだので、すぐにやめた。)
何本か皆で楽しんで、シャワーをあびる。
心地よい疲れと自然の素晴らしさ、木々の緑、鳥の声、全てが変容して見える。
あらゆる感謝が湧いてくる。
やっぱり海は、サーフィンは素晴らしい。
感謝して帰宅した。
そしてきづくと2人で爆睡していた。
鳥は相変わらず元気な声で鳴いていた。

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