Jun 19, 2013

Hawaiian Wedding 10 ファーマーズマーケット

夜中より体調が悪い。
無理に食べ過ぎたせいだった。
特に肉類をむやみに食べすぎていた。
体を大きく見せよう、大きくして適応しようとしていたのだった。
虚勢のつけは大きかった。
結局はRelaxしたナチュラルな自然体が一番。
何事も無理をして詰め込んだり、やったりすると必ずどこかで異変をきたす。
人間の社会生活も同じであろう。
だから俺は自分らしく楽しく暮らせば良いのだ。
ありがとう。
体のメッセージに感謝した。
夕方まで悶絶して、それにも疲れた頃、出かける事にした。

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近くで開催されるファーマーズマーケットに向かう。
地元の農家の農作物や、手作りの食べ物、パンやケーキなどが並ぶ。
その他にも手作りのアクセサリーや、服などもあった。
そこに集まる人達の空気もとても優しい。
皆解け合っていて無理が無かった。
ゆったりと優しく心地よかった。

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その中でKokua Foundationのブースをみつけた。
自然の大切さを訴え、地道で明るい活動を続ける団体だ。
子供に環境保護の教育をしていて、子供達の描いた絵に投票するようになっていた。
どの絵も元気一杯で素晴らしかった。
その自由奔放なスタイルにアイデアの豊かさ。
何より心からすべてを楽しんでいるのが伝わってくる。
子供は俺の先生だ。
特にプラスティックボトルフリー、つまりペットボトルをやめよう、へらそう、というスローガンには惹かれた。
ノースの女性サーフアーティストであるヘザーブラウンの絵が描かれた、きれいな色の水筒を買った。

会場はローカルで優しい空気が流れる。
おもったよりも規模も小さく、まさに地域密着といった感じがした。
なんでもメディアは誇張して伝えるので、おおげさに描く。
ハワイに関してもそういった事は大変多い。
実状をしっかりと伝えないから、情報に翻弄されるのであろう。
もっとも俺はテレビはほとんど見ないし、バーチャルだと思って接しているのだが。
本やなんかにしてもいかに大げさな事か。

ハワイアンミュージックが聞こえてくる。
優しい顔のおじさんが楽しそうにプレーしている。
脱力して、イージーにゆっくりと弾きながら歌っている。
まさにハワイアンだ。
ちょっとまってくださいという曲を聴かせてくれた。
笑顔で触れ合ったらなんだか元気になってきた。

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大型のスーパーで売っている利益追求型の商売だけでは、食の安全性も見えないし、無駄も多い。
冷房のガンガン効いた店内は不自然で気持ち悪い。
顔の見える人から買った食べ物にはある種の信頼関係がある。
なによりそういったところで買った食べ物はたいてい美味しかった。
今後の日本の暮らしでも多いに考える余地がある。
Parisでもマルシェという朝市が各地で定期的に開催され、オーガニック専門のBioマルシェなんていうのもある。
日本にもそういう物を増やしていきたい。

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利益追求型の資本主義経済のみでは、環境や食の安全といった生きていく上でもっとも大事な根幹が揺らいでいく。
まるで大きな大木の根っこが朽ちて腐っていき、しまいには倒れてしまうかのように。
目先の利益に流されて、本当に大切な物を見失ってしまっては元も子もない。
子から孫へと何を受け継いでいくのか?
七代先の事まで考えて、一本の木を切るのか決めるという、アメリカンインディアンの教えが脳裏をよぎる。
この我々の文明の転換期にもっと謙虚に自然から学ばなくては、人類の滅びも近いだろう。
近代化の弊害、便利のリスクといった事を日本にも伝えていきたい。
そして日本の財産は、この素晴らしい自然と、思いやりのある美しい心なのだと。
まだ間に合う。

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帰りにワイメアビーチで少し泳いで美しいサンセットを見た。
毎日見たいな。
そう思った。
日の出と、日没を毎日見て感謝して暮らしたい。
シンプルだが美しい暮らしを夢見て進む。
当たり前とは、現代社会では、こんなにも遠くなってしまったのだ。
なにを捨てて、何を得るのか?
俺はただ、シンプルで美しい暮らしがしたいだけなのだ。
こんがらがった、社会的洗脳と、常識という名の侵略から、我々の真のスピリットを守り育まなくては、地球に未来はない。
地球を平和に。
宇宙を平和に。
これは自分を平和にする事である。
今日も美しく日は沈む。

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