Sep 17, 2013

海 下田〜の流れとダムについて

伊豆に行って来た。
もちろん、狙いは海だ。
伊豆半島の南に位置する下田まで車で向かう。

名古屋駅でタカと合流。
お気に入りの雷神のラーメンをまた食い、出発。
それにしてもうまい。

今回は東名高速で沼津まで。
その後乗り換えて下田まで南下する。
運転を交代しながら、少しの仮眠で早朝四時半くらいに到着。

入田浜というビーチは、人も少なくなんとも美しかった。
変わった形の岩場や、きれいなビーチに、ホテルや旅館が並ぶ。
朝の美しい海の色に、爽やかな風が吹く。
やっぱり海は最高だ。
足だけ入るとやや寒かったので、少し仮眠後入る事にした。

サーフボードを持たない自分には、ちょうど良く乗りやすい、ボディーサーフィンには最高の波だった。
体だけで乗って、波とひとつになったり、ハンドプレーンできれいな線を描いたりした。
あの波を走る心地よさは、本当にくせになる。
最高だ。

早めに切り上げ昼を食べ、台風が来ている事を知る。
どんなサイズかも分かっていなかったのだが。

昼から隣の多々戸浜に。
このビーチは、サーファーで完全に埋め尽くされていた。
混雑しすぎて、ボディーサーフィンにはやや不向きだった。
いそこそこ満喫して移動を決意する。
北上して、いくつかのポイントを回りたいのだ。
寝床も探さなくてはいけない。
キャンプ場をまわる。
いくつかの場所は台風でクローズだった。
そこで、北上しつつ、北へ台風回避も兼ねて移動する事に。
途中で立ち寄った料理屋で、うまい刺身を食べて、温泉につかる。
こういう楽しみが旅を最高にしてくれる。
要介護の人達もきやすいバリアフリーな良い温泉だった。

夜海辺で寝ようとテントを立てる。
三線を弾いて、ゆったりとした気分で過ごす。

しかしこの風向きは、なんだかきそうである。
素晴らしい情緒ある雰囲気と、海の素晴らしさに負けてテントをはって寝る事数時間。
雨が降って来た。
やばい。
そう判断し、五分で撤収。
車で北上し、高速道路で西に回避を狙った。
沼津までの道のりは、疲れと眠さで限界だったが、なんとか到着。
インターで爆睡した。
雨風は強くなって来ていた。

その後掛川でおりて、御前崎を目指す。
御前崎では、風車の近くにサーファーが集中しているポイントがあった。
風は強い。
いつもは波の無いこのポイントが今日は良いコンディションのようだ。
何本か乗ったが、混雑していた。
沖まで出たいが、水深がふかく、真ん中くらいまででやめておいた。
もっと沖まで出てやりたいが、恐怖心を克服し、慣れておく必要があった。

その後静波へ。
激しい波の中、数人のサーファー達が、果敢に波に挑んでいる。
沖にでるのも大変で長いパドルと、たくさんのドルフィンスルーで波をかわしていかないと沖に出る事はできない。
そして素晴らしい波を、最高のテンションで乗りこなすサーファーの姿は強く美しかった。
俺もあんな風に、できるようになりたい。
シンプルに、とても楽しそうだからだ。

その日はインターでまた寝て、最終日を迎えた。
朝から台風直撃だ。
やばい風と雨にさらされて、サーフィンはあきらめた。
今日はプールだ。
プールで体を鍛え、ほぐし、整えた。
気持ちがいい。

楽器をやって、名古屋のpatagoniaへ。
たくさんの衣類より気になったのは、設楽ダムの事についてだった。
以前から夏にはよく遊びに行く設楽の川。
今年も行って、素晴らしい水と山、川魚をシュノーケルでみたりして癒された。
そんな設楽にダム建設計画が進んでいるらしい。
人ごとではない環境破壊がすぐそこにあった。
たくさんの税金3000億円を投入して、素晴らしい生態系を壊してまで、求める物はあるのだろうか?
そして、水は十分足りていて、洪水対策にもほとんど効果がないようだ。
前向きに考えて、行動していきたい。

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いろんな自然で遊ばせてもらって、学ぶ事がたくさんある。
日本の自然、風土はやっぱり素晴らしいなと、知れば知る程に思う。
これらを守り、伝えるのは、俺達の世代の責任だ.
まずは遊んで、素晴らしさを知って、癒されて。
そして、自分たちの暮らしを変えて、今起きている事を知って、考えて、
そして自分の意見を表明し、ポジティブに行動する事が必要だ。
もちろん、大人の事情も分かっている。
しかし、本当に大切な物を壊してしまっては、経済的損失に置き換えてもとんでもない数値になる。
これから、日本でも自然を経済的価値におきかえる動きも進んでいくからだ。
民衆も馬鹿ではない。
皆、少なからず気づいているが、声が上がらない。
声が雑踏に掻き消されてしまっている。
それでも確実に心は叫んでいる。
人間も自然の一部だからだ。
人間社会と自然との真の融合にこそ、未来の地球のヴィジョンがある。

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