ブログ
Oct 20, 2015

媚びるな!!

朝方かいていたドローイング。
牛は宇宙的なコスチューム。
そして一言。
媚びるな!!

そうだよな。
俺には俺の絵がある。世界がある。
そこは誰にも譲れない。
世間の評価?他人の目?
気にならないと言ったら嘘になるが、必要以上に気にする必要はない。
人の目線で格好つけて、流行りのスタイルに没入しても、
虚しさは増すばかり。

自分の心の声は何て言っているのか?
何がしたい?
どこへ行きたい?
何が食べたい?
なんでもいい。その本音をもっと自分が聞いてやりたい。

こんな気分もあるだろうよ。

Take It Eazy
気ままにいこう。

 

Oct 6, 2015

海辺へ引っ越し

いきなりだが近況報告。
先日引っ越しました。

8月31日から平塚市にである。(ほぼ大磯町)
以前から家を探していたが、ようやくみつけたのだった。
重視したのは海までの距離。自転車で行ける。
そして家の裏には山。
東京まで電車で一時間弱で行ける。
両家の実家も3時間半くらいなどなど。


家の裏には山があります。
妻が出産後実家にいて子供ともどもお世話になっている間も、家を作る準備に追われた。
日本での引っ越しがここまで大変だとは。
何が大変かというと家具が何もないからだ。
フランスでの生活では、四回引っ越したが、いつも家具や食器などすぐにでも暮らせるベースは整っていた。そこに自分の必要なものを買い足したりするだけなので、余計なコストはかからない。もっとも、自分好みの生活をしたい人は、家具ももって引っ越すのだろうが、あまり物を持ちたくない自分にとっては、めんどうなのだ。

引っ越し後、買い出しに走り、冷蔵庫、洗濯機、ガスレンジなども自分で新古品を設置した。重かった。そしてある朝、まさかのぎっくり腰になった。
強烈な痛みで動けない。そして誰もいない。
救急車で病院へ向かい。悶絶。悶絶。悶絶。
悶絶グルーブだ。
カーテンもない。丸見え。
カーテンは高い。信じられないくらい高い。驚いた。
布団もない。寝る時痛い。

病院でコルセットをまいたら少し落ち着いた。
その後は、はって生活。
はって食事。
トイレまで階段をはって降りる。

で親が週末に愛知から助けに来てくれて布団をゲット。柔らかくて感激した。
で一ヶ月後にようやく妻子が合流。
10月から新居での暮らし!!

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ALOHA

 

Aug 8, 2015

妊娠から出産まで

前回の投稿から気がつけば長い長い時間が経っていた。
それくらい忙しかったのか?充実していたのか?
さて。。。

妻が妊娠したので、帰国後、何かモードが切り替わった。
アート中心から、子育てにである。
妊婦さんに良い食事とは?良い生活とは?
出産って痛いのか?実際どうなのか?
わからないことだらけだった。
自分なりに色々と実践を重ねた。正解はあるのかないのか。

そこで、妻が見つけた、ヒプノバースのセミナーへ東京まで行くことになった。
ヒプノバースとは???
受講料も二日で35000円。
半信半疑で調べたり聞いたりして、だんだんと自分もお産に参加して行ったのだった。

ヒプノバースとは、潜在意識にアプローチして、ネガティブなお産のイメージを払拭し、人間が本来持っているお産の喜びを取り戻す、素晴らしいメソッドである。
なんでも、イギリスのキャサリン妃もその方法で出産したようで注目も高まっていた。
徐々に興味が湧いてきて、セミナーへと向かった。

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当日は栃木の妻の実家から東京の洗足池まで電車で向かった。
まだ寒い2月だった。

セミナーはまさに目からうろこ。
夫も出産に参加しなければもったいない。
まさに意識が変わった。たくさん勉強した。

セミナー後、徐々に自分たちの求めているものがわかり、当初予定していた総合病院のバースセンターより、アットホームな環境と、ぬくもり重視のことり助産院さんに進路変更。
そして8月に栃木県の、ことり助産院さんで無事出産。
しかし当日、準備に準備を重ねていたが、数日愛知県の実家に母の誕生日と、兄家族で1日旅行に行ったところ、次の日妻から電話があり、予定日より18日はやく産気づいたとのこと。東京からの新幹線が運休したため、急いで車を飛ばし栃木まで向かうが遠い遠い道のり。
車中でさ助産院さんから電話があり、妻の血圧が高く、近くの大きな病院に移るかもとのこと。「しばらく様子を見てまた電話します。」

まさかそんなはずはない。
祈ってくださいと言われ、車中で泣きながら夢中で祈った。
自分のことはいいから、妻と赤ちゃんは無事出産させてください。
お願いします。

30分ほどして、また電話があり、安藤さん産まれますとのこと。
え?今ですかーー?
電話での実況中継が始まった。

妻の大きな呻きにも似た声が聞こえる。
すると。
ふわーーー。
ふわーーー。
と赤ちゃんの泣き声が。
思わず号泣。感動と、自分のいれない悔しさと入り混じり、運転しながら泣いた。
その時に空が晴れていて、何か全てが生まれ変わったようなそんな新鮮な感じがした。
新しい命の誕生。
それも自分の子供が本当に生まれたんだ。
急いで栃木に向かいついたのは夜。
そして妻と赤ちゃんの顔を見た時には、最高の幸せがあった。

数日間助産院さんで、美味しい食事と楽しい時を過ごし、夏休みは過ぎていった。
部屋から見える山が綺麗でいやされた。

並行して新居もずっと探していた。
神奈川県の湘南でだ。やや街の辻堂、茅ヶ崎周辺での家探しが多かったのだが、気になっていた平塚市の山が見える新居に決めた。
都会と田舎のバランス。
人間と自然のバランス。
色々と整ってきた。

ここから新しい生活が始まる。

 

 

Jul 7, 2015

虹色の猫

海のつながりから、ドローイングをかきだした。
気ままに、気負わず。
ただただ昔のような心で。
妊娠している妻が、検診などで実家に帰省している時に、妻の実家の猫メイちゃんを感じてかいてみた。
レインボーカラー虹色だ。
こないだのライブからの、海からの流れが体の中を心地よく流れている。
自然からの風が気持ち良い。
こんな気分で楽しく平和に生きていこう。
猫のように。

以上。

 

Jun 6, 2015

海のつながり〜ライブペイント〜

6月のこと。

ひさびさの海へ。
今年こそサーフィンをもっとやりたい。
今まで、フランス行きとかぶっていたため、いつもそこそこしかやれなかった。
でもまだ寒い。そこでPatagoniaでウエットスーツを購入。

そして、Patagoniaにあったフライヤーから、海でのイベントに参加した。
よく行く伊良湖エリアでのイベントで、昔ライブで参加した場所での開催だった。

その前にサクッとロコというポイントに海を眺めに行った。
本当に久々の海だ。
トイレに行こうと道を歩くとある人と目があった。
もしかして。
そう昨年夏に台湾に行った時にチャーロースイという場所で出会って、車でバス停まで送ってくれたカップルだ。すげ~~~。大阪からきていた。
しばらく話し込んで感激した。
向こうも驚いていた。
海のつながりのシンクロに驚く。

その後泳いだりして、ウェットと、海に慣れようと試みた。
めちゃくちゃ暖かい。そして浮力があって体が浮くことに驚いた。
その後イベントに。

そこで楽しみだったのは、ハンドプレーン作りのワークショップ。
大好きなボディサーフィンの道具ハンドプレーンを木を削って自分でシェイプして手作りするのだ。
行ってみると、Patagoniaスタッフの方々が。奇遇にもお話しさせていただいたことがある方ばかり。
中でもPatagonia東京の小川さんのボディサーフィンへの愛情には感じるものがあった。
共感。

そして会場では地元のサーフショップ、Chill Outのまっちゃんにも嬉しい再会。
以前のイベントUMINARIでお世話になったナイスガイだ。
会場の入り口についてすぐに会ったのが彼だった。
いつものように風のように軽やかでサーファーの素晴らしいマインドを感じさせてくれる。
またもシンクロ。

そして新しい出会い。
サンフランシスコから来たバンドCyclub(サイクラブ)
何か良い音だしてるなー。とハンドプレーンをシェイプしながら聞いているとシャスタのUFOの話なんかも出てきて、ますますこりゃおもしろいなーと。
そして、ヴォーカルギターのジュンコさんに話しかけると、とても気さくでオープンな人で、ツアーの中の伊豆でのライブで、ライブペイントの話が決まりました。
現地合流のノープラン。
しかも即興で今の日本の海を描きたいな~と。

でしばらく後の伊豆。


三線でも飛び入り参加。オープンな空気が最高。

そして、ライブペイントはドローイングから。

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久々に楽しかった。アートがまたすこしずつ楽しくなってきた。
そんなパワーもらいました。
帰りに、子供向けのCyclubキッズクラブのCDとステッカーをもらいました。
うれしい。その後お腹の赤ちゃんとたくさん聞きました。
ありがとうございました。

 

May 5, 2015

沖縄再訪

GWに久々の沖縄へ。

原点に帰ろうとの事で友人TAKAと行ってきた。
実に7年ぶりである。
サーフトリップに行こうからの流れである。

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久々に行ってみて思ったのが、昔行った時よりもはるかに小さな島に見えたことだった。
そしてディープさも色々と整備されて綺麗になって、整ってきている気がした。
那覇の街もビルが増えている。

正直移住も少しは考えていた。
しかし、自分は変わり、街も変わっていた。
思い出を訪ねても、もうそこには何もなかった。
浦島である。
携帯もなく友人へのコンタクトもできなかった。
だがそれこそが今回の流れ。

初日は一人で前乗りし、久々にゲストハウス、安い宿を探して一泊した。
しかし昔のようなワクワクはもうない。
自分も今では快適さに慣れていた。

沖縄の美術館、博物館はとても良かった。
一人で歴史を学び、じっくりと感じて、考える時間が嬉しい。

TAKAと空港で合流後、レンタカーを借りて島を一周した。
四日ほどレンタカーで寝泊まりした。
山、滝、海、川。
やっぱり沖縄は最高だ。
波はなかったけど。

思い出のある名護や、やんばる、そして辺野古も行った。
色々感じた。考えた。そして自分の道を選んだ。

南部の戦跡で悲しみに触れてから、海に癒され、聖地へ。
沖縄には島の中に陰陽が深く根ざしている。
このコントラストは深い。

クライマックスは斎場御嶽だ。
やはりここはすごい。
観光客の喧騒の合間を縫って祈りを捧げた。
ここも以前より、観光地化して、騒がしくなっていた。
でも見える海は変わらない。
素晴らしいパワーも変わらない。

那覇に戻りビルの谷間でロシア人の若者と、酔っ払いのおじさんを通訳する。
悲しみを抱えた両者の和合で陰陽のバランスが取れたら平和だな。
世界もその延長にあるのだろう。
自分の役割を察した。
那覇を歩くとビルの間にふと現れるぴりりとした緊張感。
御嶽だ。
御嶽は魂の集まる場。
そこにはサーバーのようにアクセスできる聖なる情報源がある。
傲慢になってやせ細った人間の暮らしを正すメッセージがある。
きづけば口子のように触媒となり自分がメッセージを伝えた。
人間も清い。尊い。本来のあり方であるのならば。

大事な心が戻ってきたようでなにかホッとした。
これからも自分のやるべきことを見極めて歩んでいこうと決意した。
今やれることを。
沖縄に感謝を告げた。
また会う日まで。

 

Mar 17, 2015

確定申告

先日、日本で初めての確定申告をした。

実に煩雑な作業だったが、楽しんでやれたのも、自分自身と事業の成長を実感しているからだろう。

今回使ったのはオンライン版のやよいの青い色申告だったが、オンラインサービスなら、年会費はかかるが、データのバックアップや、最新版を常にやれるので自分には向いているなと思い決めたのだった。

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税務についての知識は全くなかったので、確定申告に関する書籍や、税制について学ぶために図書館でたくさんの本を借りて片っ端から読破した。
そこで学んだことは、知識は人を助けるということだった。
なんとなくわかった気になるより、とことん調べれば確実に力はついていく。
並行して始めていた筋トレとよく似ているなと思った。
トレーニングも最初は億劫だが習慣化して、成長を実感できれば励みになり、やる気も出ていい循環になる。三浦雄一郎さんの本で読んだのだが、トレーニングの成果は長期的に見て、全体で右肩上がりならよしとするという考え方には深く感銘を受けた。
人間ならば、やる気や体調にも波があるからだ。そのことを受け入れれば、多少つまづいても、サボっても自分を許し全体的な右肩上がりを維持できるのだ。

経理を覚えて何より良かったなと感じたのは、経営の意識も高まり、コスト管理の意識が高まったことだ。芸術製作におけるコストなどを客観的な数字として把握できるから、改善に努めやすくなるし、目標も設定しやすい。そして今まで苦手だと思っていたことを克服することは人間にとってかなりの喜びを提供してくれると体感した。

経済という観点でも自分の活動を捉え直すことは、思わぬ成長に繋がった。
人生を充実して生きるためには、仕事の充実だけではとてつもなく貧しい。
家族や、友人との交流、地域、社会貢献、趣味、信仰、環境、健康、旅などあらゆる面での充実とバランスが大事だからだ。

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何事も夢の実現に向かっての行動なら楽しいし、身になる。
新しい感動の後、新たなヴィジョンと、夢が生まれた。
楽しんでいこう!

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Mar 11, 2015

チャリティイベント参加 Nanterre

舞踏家Sachiko Ishikawaさんのご紹介で

パリ郊外のNanterreで開催される震災追悼イベントに参加します。

日仏アソシエーション、Association Asuka様主催です。

舞踏家のSachiko Ishikawa様とのご縁で、お招きいただき、私の絵画作品も、スクリーンにプロジェクションされます。

また音楽家、Pepite Chiaki様の音楽とも共演させていただきます。

遠いフランスからも、日本への祈りは届いています。

純粋な祈りの心は、宇宙のどこまでも届いて広がり、全てを包み込みます。

私もここ日本で祈りを捧げます。

すべての生き物の悲しみが、いつか癒されることを願って。

Peace Love

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Feb 16, 2015

KAGURA

先日Paris で出会った、作業服の老舗メーカーのカセヤマのMさんに頼まれて、3月に埼玉県新座市にオープンする新しいお店KAGURAのロゴをデザインしました。漠然とした思いをインスピレーションで感じて、店舗のロゴをデザインに起こすというあまりやったことのない領域でしたが、やってみると面白い。珍らしくイラストレーターで作りました。
これもParis時代からのPCでの仕事の流れなのか。

そして初詣と、祈願、取材のため伊勢神宮へ。
ここにはたくさんの清らかなエネルギーと素晴らしいインスピレーションが。
毎回行くたびに心の底からリフレッシュし、原点に帰れる場所です。

そして、できたのがこちらです。
シンプルですが簡潔に表現しました。
神の宿る蔵で結び合う人と人の絆。
良いお店になること願っています!!

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KAGURA

〒352-0011 
埼玉県新座市野火止3-9-5
休日 火曜日
営業時間 平日 9:00~21:00 土曜・日祝 10:00~20:00
電話番号 048-478-0734
駐車場 有8台
トイレ
https://www.facebook.com/神蔵-kagura–716733535114854/

 

Jan 30, 2015

平和祈願 パリでの事件

2014年末、急遽日本に帰国することになった。

 本当に、色々な流れが重なり、その流れに乗る形で、バタバタと荷物を整理し、たくさんの物を手放し、さらには、猛烈な風邪にかかり苦しみながらも、なんとか帰ってきた。
まるで何かの強制力を感じたようだった。
体調が悪いと気持ちも弱くなるが、人間の体と心は、実に素晴らしくできていて、何かの予兆を感じて、意図的に不調を作り出すこともあるようだ。後日そのことを知ることになるのだった。
自画像

アパートの契約はまだ一ヶ月残っていたのだが、大家さんに解約を伝え、航空券を予約し、帰国準備に入った。

そして妻の妊娠が分かった。
なんとも不思議なタイミングだが、何かを感じていた。

帰国後まもなく自宅から1キロほどの場所にあるCharlie Hebdoであのテロ事件が起きたのだった。その近くはマルシェに買い物に行く時によく通る場所だった。
まるで日頃からパリで感じていた緊張感や、根深い問題がスパークしたようだった。
パリには不平等や差別、貧困は日常的な問題としてあるし、自分もそのことに慣れて、そこで生き抜くことに体も心もフォーカスし、矛盾を抱えながら日々の生活を続けていた。

妊娠初期にパリにあのままいたら、妻も子もかなりショックを受けたことだろう。
そう考えると犠牲者に追悼の意を感じると共に、俺たち家族は、これまでとは違う道を選び、そして何か超越的なものに守られたなという深い感慨が湧いてきたのだった。
やはり人生は自分で選び進んでいくものなのだ。
パリ流の個人主義と決別し、より家族や地域を重視した生活へ切り替えていきたい。
そういう思いが自然と働いた。

その後パリでは皆表現の自由を掲げデモを行った。
個人的には、表現の自由も他者への配慮は必要だと思うが、テロ行為は短絡的で破滅的であり、擁護できるものでもない。白でも黒でもない混沌が人類に突きつけられた。
たくさんの人たちが追悼の意を表すため空の写真を皆FBなどで貼っていた。

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パリの空に現れた鳳凰

私も自宅から素晴らしい雲を帰国前に撮っていた。
その雲は鳳凰の姿をしていて、とても美しかった。
鳳凰は死んでもまた蘇り永遠を生きる。
私たちの命も全ては廻り、滅し、そしてまた生じる。
素粒子レベルで見たら全ては入れ替わり、循環している。
私たちの命は誰かの命であり、誰かの命はまた私たちの命でもある。
大きな矛盾も混沌もまた秩序の中にあり、その逆もまた然り。

その中でこの世の生を謳歌し、生きていくなら、楽しく生きたい!
そしてこの世界を平和にし、差別や貧困などを解決するための仕事をしたい。
理想は夢想ではなく、現実はまた固定された普遍的なものではない。
全ては流れの中にあり、自由に作り変えることがことができるのだ。
もしあなたが望むなら。

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鳳凰天舞

 

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