パリ、東京の日は沈む
パリで再び悪夢のような事件が起こった。
それも以前住んでいた場所から800mの場所だ。
なぜだ?
移民として住んでいた自分たちも感じたあたりまえにある格差や、差別。
そういったバックボーンからも、過激派の影響からも超反社会的な人間は生まれる。
パリの郊外はひどいスラムだ。
今なにを信じるべきなのか?
イスラム教徒への悪意あるレッテル貼りもメディアを未だに占領している。
そしてFBのプロフィール写真をトリコロールカラーにするかどうかという議論。
被害に怯えるパリ市民、フランス人達に愛を伝えるのにフランス国旗で連帯感を表明するということか。
しかし、ほかの方法はないのだろうか?
テロは世界中で相次いでいる。
これまでもアメリカ、フランスなどが中東を空爆したことで多数の民間人が亡くなっている。そして中東でのテロは日常だ。
これからも混乱の中、戦争ビジネスでもうかるのは、どこの誰なのだろうか?
よく考えて追求してほしい。
そして自分たちの暮らし方を選んでほしい。
私たちが日頃使っているメガバンクのお金の流れをご存知だろうか?
私たちの預貯金は、武器への投資にも使われているのだ。
今年のパリ郊外で開催された武器の展示会には日本企業も初めて多数参加した。
現在の自民党政権は経済で餌をまいて民衆を飼いならそうとしているが、戦争参加への意欲は極めて高い。
果たして中国や北朝鮮が本当の脅威たり得るのだろうか?
日本の歴史、世界の歴史も自分の頭で学び直す必要があるようだ。
自分で調べて、自分で決断して生きて行く。
シンプルだが、流されずに自分の頭で考えることがこれからの時代何より必要だ。
子供の世代に何を残したいのか?
金曜の夜、久々の満員電車で東京からの帰り、押し合いへし合いの中、痴漢が捕まる姿に遭遇した。犯人とされる男はマスクとメガネをかけたごく普通のサラリーマンだ。
彼は必死に電車から引き摺り下ろされるのに抵抗していた。
電車内では、電車が遅れていて終電のため、怒号が飛び交っていた。
早く降りろ!!
酔った中年サラリーマン達が叫ぶ。
まるで生贄となった子羊が運ばれてくように、人生のレールから脱線して連れられていくサラリーマンの姿。
いやだ降りたくない!
そう叫んでいた彼は駅員達に連行されていった。
次の電車も、ほかの電車も明日まで待てば、本当はあるんだけど。
画一化された生き方からはみ出せない日本人の悲哀を感じていた。
俺は改めて自分の道で生きよう。
俺らしい生き方しかもうできないのだから。
幸運だが、必死で守り戦ってきた生き様だ。
いつ死んでも悔いはないように前のめりで逝きたい。
日本にも愛と平和を!!