Jan 9, 2017

家を遊ぶ

先日友人の紹介で、新たな出会いと世界に触れることができた。
とても感謝しています。

自分が生まれ育った町、豊田市の松平地区に、素晴らしいライフスタイルの家族が名古屋市から移住して、設計士であるご主人が、古い民家を改築してセンス良く暮らしているらしい。
そう友人伝いに聞いて、仲介者である妻と、建築関係の仕事をしている母と出かけた。
自分が関心を持っている、自然と寄り添う暮らし、自然農、ミニマルでシンプルかつ豊かな暮らし。
色々なことがシンクロしていて、多くを学んだのであった。

ご主人のセルフビルドによる工程も多く含まれていた家は心地よく、そして心の豊かさを重視したものであった。
寒い冬を楽しむための薪ストーブに、広い玄関と土間、いい国産材を使った窓枠や、アンティークのドア、広くて開放的、料理を楽しめるキッチン。本当にいいセンスだった。
そして彼らが出してくれた、もてなしの料理や、美味しい手作りのおはぎに感動した。
子供たちも、周辺の豊かな環境で楽しく遊びまわっていた。もちろん大人も一緒になって遊んだ。

おやつには薪ストーブで作ったジャガバター。これも絶品。
以前は全く無頓着だったが、自分も自然と家造り、内装にも興味をもってきた。
これも子供の存在によることが大きい。
本当に子供には多くを学ぶのだった。
子供達と一緒になって広いリビングスペースで一緒に絵を描いて遊ぶ。
彼らの自由で豊かな感覚と、何より全存在を賭けて今に生きていることで生まれるアートは魂をゆさぶる。彼らこそ私の先生である。

帰路につくころ。すっかり心も暖かかった。
本物の火の暖かさだった。

二週間後今度は彼らが、父の実家のある小原田代町まで遊びに来てくれた。
家の中庭で皆で焚き火をして、母の作ってくれた薬膳料理を食べた。
そして焚き火で石を温めておいて、後から落ち葉をかぶせて焼き芋を作った。
初めて作ったやり方だったがとてもうまくいった。
何より友人たちのサポートで、良い時間を皆で分かち合えたことが嬉しかった。
野山で遊んだ後、空腹で食べるご飯は本当に美味しい。
改めて自分で体験することの重要性に気づく。
知識では全ては得られない、体験にこそ価値が有る。
失敗などない。
全ては通じている。
今に生きて、未来を恐れず、過去を悔やまず。
全ての創造は今ここから始まるのだから。
自分の信じた道を、人から何を言われようが貫き、進んでいこう。
人など皆、自分の好きなようにそれぞれの意見を言うだけだ。
気にするだけ時間とエネルギーの無駄である。
それぞれの道を、それぞれのゴールを進めば良い。

常識という名の非常識が、暴力的に一律の「普通」という概念を押し付ける。
メディアは成功者のイメージを伝え、こうあるべきだ、こうでなければと煽り、
無垢な輩は、文字通り鵜飼いの鵜のように、情報を鵜呑みしてしまう。
気づき立ち上がるべきは、自分の人生である。
いらないものは吐き出して、欲しいものを食べれば良いのだ。

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