Apr 18, 2012

Art Life

今までの人生のどれだけの時間と、エネールギーを Artに捧げてきたのだろう。
ふとそんな事を思った。
今日のArtを終えて、ライトアップされた作品を前にPCに向かう。

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調子のいい日々が続き、完成するかと思いきや、つまらなくなったり、行き詰まって停滞したりする。
そしてそんな時、違う風を入れようともがく。あがく。
そしてそんなことにも飽きて、休む。
もちろん完成までの道のりをある程度は計算している。
しかし、そんな自分をあざ笑うように、作業が思ったように進まずに、空回りする事もある。
しかし、ある時急に突破口が見える。
光が見える。
予定調和の退屈な作品をあざ笑い、まるで暴風、暴力のようにAbstractの稲妻が光る。
本当にキャンバスの上で光るのだ。

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製作中、artistは作品の中に入り込む。まさにそこで生きる。
音もなく崩れる知性と理性を、野獣の様な自分が食い尽す。
これでもかと、今まで丁寧に作り上げてきた世界を、徹底的に破壊し、再構成していく。
ある種のカオスからやってくる情熱と、野性は、自分の計算も打算も飲み込んで広がる。
宇宙に生きていて、宇宙を感じている。
これが実感だ。
俺のArtは、生きる事そのもだ。
目的もあれば、目標もある。
しかし、そんなすべてを、ぶっ壊して埋没する瞬間、そこは、まさにゼロの世界。
無限に広がる世界の中で、ただただ、ただよっている自分を知る事になる。

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