Sep 22, 2013

Hawaiian wedding 16  その日

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家でのんびり過ごす。
自然のイメージの絵を描く。
新しくも懐かしいいい感じの絵だ。
蒼いインクが美しい。

朝 甘いパンを焼いたもの。コーヒー
昼 チキンの梅肉、シソ、バターバルサミコ焼き
夜 豚、トリムクの野菜炒め風オーブン焼き

のんびりとこんな感じだった。
これから何が起こるか知る由もなく過ごしていた。

5/2
朝からワイピオに向かう。
渓谷の素晴らしい景色に騒然となる。
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北部のカメハメハ像などを見る。

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その帰り、またクアベイビーチによって変える事にした。
そこで、こないだのSimonに再会。
不思議な縁だ。
このビーチがお気に入りだと告げると、少し苦笑いし彼らは帰るとこだという。
どうやらあまり波が良くないようだ。
天気も悪く、いまいちだったが、波乗りを始めた。
2人ともボディボードだった。

波も高くなっていて、ビーチのすぐ近くで炸裂していた。
あまり良いコンディションではないが2人で乗ろうとしていた。
少し離れた場所で未来は乗ろうと試みていたが、危なっかしかったので、こっちでやろうよと誘ったが、その場所にとどまっていた。
少し目を離した時、波に巻かれている彼女の姿が見えた。
すぐに向かうが、よくあることさとタカをくくっていた。
彼女は立ち上がるなり、頭を打っているらしく、助けを求めた。
すぐにビーチへとかかえて連れて行く。
途中で、ボードを運んで行こうかと、近くにいた人が言ってくれた。
助けを借りると、すぐにビーチに寝かせた。
たくさんの人達が心配して集まってくれて、急遽砂のベッドが作られ、安静に寝かされた。
首を動かすなと、聞こえる。
未来は、かなりショックを受けていた。
とにかく首が心配だった。
救急隊を誰かが呼んでくれた。
それまでの間、軍隊に勤める女性が応急的に処置をしてくれた。
実に皆協力的で、とても助かったが、心は焦り、落ちつかない。
やがて救急隊が来て、彼女をタンカに固定して救急車に乗せた。
俺は地図を渡され、ここまで来てくれと言われた。
俺俺は乗れないらしく、救急車はすぐに走り去って行った。
俺はなんとか急いで、なりふりかまわず砂だらけのまま車でとばした。
最悪の事が頭をよぎる。
このまま半身不随にでもなったらどうやって生きて行けば良いのか?
しかし、そのように考えるのは俺らしくない。
ただただ、彼女の安全を、回復を祈った。

神様未来を助けてください。
お願いします。何でもします。

CTスキャンをとって結果を待った。
長い長い時間待たされた。
その後、医者から診断を聞かされた。
脳に打撲の可能性がある場所がある事と、首や、骨には異常がない事だった。
顔に擦り傷もあり、あとでかさぶたになった。
肩に、化膿しない為の注射を打たれた。
その日は帰って良いが、また異常があれば、すぐに病院へ来いと言われた。
24時間以内に異常がなければとりあえず一安心だ。
頭は砂だらけでボサボサで、顔にはかさぶた。
首が痛くてうまく動けないまま車に乗って帰ることにした。

帰り道も長かった。
本当に長かった。

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少し波乗りができたことで、俺達は調子に乗っていた。
自然をなめていた。
自分たちのレベルを顧みず、無謀な波と戯れていた。
そして、日頃からの行い、、言葉に気をつけようと思った。

謙虚さ。

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ALOHAのなかに含まれるこの言葉の意味を自然と噛み締める事になった。
長い残りの滞在が、この後10日程あったのだった。
さてどうなる事か。。。

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