Nov 9, 2013

Paris FAAMS

Paris二区での生活にも慣れて来て、画材も整って来た。
そしてその日は朝からマレにある画材屋にキャンバスを買いに出かけた。
大きなキャンバスをかついで家まで歩いて帰ると汗をかくほどだった。

運動不足でストレスがたまっていた。
友人をさそって、BMX、スケボーをしにOPERAへいった。
アーケードになっているその場所は、いつも彼が仲間とやる場所らしい。
俺は靴をvansのスリッポンに交換しに一旦帰った。

しばらくかけて家に帰り、そのアーケードに戻ると、夜七時以降にしてくれと、お店の方に言われたようで、俺達は移動する事にした。République広場を目指して。

道をクルーズしていると、たくじ~~!!と呼ばれた。
誰だろう?そう思って振り返ると、洋介がいた。

洋介は、Rivoli59という、スクワットを基盤にしたParisの集合アトリエに長くいた人物で、一番最初にParisに来たときに会って酒を飲んで、その自由な考え方と、生き方に、世界にはおもしろい奴がいるなと思った。
その場所には、いろんな人達が集まり、カオティックな空間では、日夜、パーティーや、制作や、遊びや、いろんな事が起こっているようだった。
その時は、自由な空間にただ驚いた。
始めて噛み締めるワインやチーズの味が、会話と自由な空気と共に心に染みた。

その洋介と、先日会って一緒に飲む予定だったのだが、タイミングが合わずに飲めなかった。その事が気になっていたので、またいつか飲めたら良いなと思っていた。
そんな矢先に、道でばったり会った。
すぐに立ち飲みでビールを飲んだ。
いろんな事を話す中、なんで自分がParisに戻って来て、何をしたいのか、そんな一番シンプルで大事な事を、つきつけられたのだった。
日本にいれば、海もあって、太陽もある。家族もいて、友人もいる。
しかし、自分がここに来たのは、たくさんの人達に会って、いろんな場所に行って、自分を豊かに成長させ、マインドをオープンに開いて、
そして何より、ARTの仕事で成功したいから来ているのだ。
そして何より楽しい事がしたい!!
人生を楽しみたくて来ているのだ。

家にいて、絵を描いてても日本にいるのと変わらないから、Rivoliのアトリエで制作したり、日本人アーティストのやっている店とか行ってみたら?と言われた。
何か自分の中で、もやもやとしていた事を、言われた気がして、心にくるものがあった。
帰り道、なにか悔しかったのだ。と同時に心に燃えるものがあった。

俺は自分の道が行きたい。
自分で自分の人生を切りひらき創って行く。
それが俺のやり方だ。

人の指図は受けない。

気になる場所を見つけた。
秘密基地、アジト、アトリエ。
Art
Fashion
Music
Skate Surf etc…
いろんなものを混ぜて、遊んで楽しみ、そこから何かを作り出す、そこから何かを発信する。なによりそこで自分が楽しむ。
そんな空間を作りたい。
そう思った。

FAAMS.ロゴ.コンセプト.

気がつくと、すぐに一件の場所に電話していた。

俺のキャラ、み~あちゃんがスケボーしてる絵が三十分くらいで出来た。
勢いと、明るい色の楽しい絵だった。

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