Hawaiian Wedding 3 挙式当日
いよいよ挙式当日。
カメラマンのアキラさんが到着。
今回の式を撮影していただく方だ。
未来とサイトで見て、この方に絶対お願いしようと決めていた方で、美しく暖かい写真が2人とも大好きだった。
当日の式をサポートしてくれるマミさんは、かつてモデルをされていた方で、貫禄と共に芯の強い美しさのある方だった。
メイクのマリコさんも含め、五人で、撮影のため、とても美しいと評判のワイマナロビーチへと出かけた。
広々としたリムジンでオアフの景色を見ながら、いろんな話しをした。
初めて会った気がしないくらい打ち解け合って、この素晴らしい出会いに感謝した。
photo by Akira Seo
ワイマナロビーチに着くと、アキラさんが我々を森へと誘った。
美しい木々を背景にたくさんの写真を撮ってくれたのだった。
とても幻想的で、素晴らしい写真だった。
photo by Akira Seo
ワイマナロビーチでは、最高の晴天の中、海に足だけ入ってみたりした。
そこに落ちていた木で、ビーチに絵を描くと、とても楽しくて、自分なりの祈りをハワイの神々や精霊達に捧げた。
そして日本へも祈りを送った。
photo by Akira Seo
photo by Akira Seo
いよいよ挙式のためロビーへ。
美しいシャンデリアの下、柔らかなソファーで、両家の家族が待っていた。
久々の再会をここハワイで果たせた事に、とても嬉しくなった。
にこりと笑う顔が、皆幸せそうだった。
これがしたくてハワイまで行ったのだった。
photo by Akira Seo
photo by Akira Seo
未来は、マリコさんにお花を髪に彩ってもらい、ドレスを着て、式場である、カハラホテルの庭にあるガゼボまで向かう。
部屋から移動する際、道行く人が、おめでとうと声をかけてくれた。
たくさんの優しい祝福に、心が何度も感動して震えた。
photo by Akira Seo
photo by Akira Seo
神父さんに、説明を聞き、リハーサルを行う。
とてもおおらかで優しい神父さんは、わかりやすい言葉で、何度も語りかけてくれた。
英語力や、オーダーメイドで作ってあった蒼いスーツのことをほめてくださり、とてもうれしく、ほこらしい気持ちになった。
次第に準備は整っていった。
ウクレレでのハワイアンの演奏と、素晴らしいフラも花を添えた。
2人は笑顔の素敵な親子だった。
このとき触ったテナーウクレレが心に残った。
しっかりとした音量、音質と、確かな音階、そして素晴らしい技術と歌声に心を打たれた。
俺達夫婦もこれからは、こんなふうに演奏して踊ってみたいと思った。
photo by Akira Seo
未来は、お父さんに連れられ、芝生に生花のまかれたバージンロードを歩む。
お父さんから、未来を受け取ると、誓いの儀式へと入っていった。
誓いの言葉。
今まで幾度となく聞いてきた言葉も、自分が発するとなると全く違い、とても感慨深く、感動的なものになった。
私は、いかなる時も、未来を愛し続けると、誓った。
それはとても美しく、素晴らしい言葉だった。
言葉には言霊がある。
永遠の愛を誓った事は、自分への誓いでもあったのだった。
photo by Akira Seo
その後皆で乾杯をし、幸せをシェアした。
両親に、今まで育てていただいた感謝と、素晴らしい出会い、そして愛を育み、ここまでがんばって来れた事に本当に感謝した。
夢を描いて叶える事。
夢は、最初は、とても遠く、険しく見えても、信じて突き進めば必ず実現する。
またひとつ大きな夢を叶えて幸せを実感した。
photo by Akira Seo
挙式後は、別のレストランに移動し、レセプションパーティーを開いた。
サンセットの見えるビーチの前に位置するハウツリーラナイだ。
おいしい食事に皆笑顔になり、打ち解けていく。
やっぱり皆で幸せを分かち合うと、何倍も素晴らしい。
沈みゆく夕日に言葉を忘れ、ほどよくまわったアルコールに酔いしれた。
そうして、ハワイ挙式は幕を閉じ、新しい旅へと向かった。
photo by Akira Seo
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